2024/02/13 13:18
鉄瓶の持ち手の仕様には大きく2種類あり、当オンラインショップでは商品説明の冒頭部分での記載とカテゴリーメニューで分類しております。
1.固定
2.可動(鉉 ツル を倒すことができる)
それぞれのメリット。デメリットについて解説していきます。
1.固定の場合
メリット:持ち手が固定されているので持ちやすく注ぎやすい
容量が大きい鉄瓶は固定式にしていることで使いやすさを重視しています。ぐらつき防止も兼ねます。
歴史的に固定された持ち手が標準であり、より高価である傾向があります。
デメリット:置いておくときのスペースを考える必要があります。
ただし、一般的なヤカンより鉄瓶はサイズが小さいものが多いため過度に気にされる必要はないでしょう
2.可動式
急須サイズの小型のものに採用している仕様です。1950年代以降に広く普及しました。
他の容器や、やかん等から水を注ぎやすいように考えられたため、持ち手が動くようにされた歴史があります。
メリット:お茶を淹れる際に、持ち手を倒すことで取り回しがしやすい。
持ち手を折りたたんだ状態で食器棚などのスペースに保管しやすい
デメリット:長期使用により、持ち手が緩んでくることがあります
●鉄瓶の持ち手の材料についての豆知識
鋼材を使用しています。鉄ではありますが、曲げ伸ばしをすることができる、鍛造という技術で作られています。
鋳物と鋼、それぞれの鉄の素材の特性を併せもった道具が鉄瓶です。
ライター:菊地海人
▼プロフィール
及富の8代目の長男としてうまれ、2016年より家業を継ぐために修行開始
商品企画、デザイン、製造に関わりながら、技術を伝えるだけではなくお客さんにとってよりよい伝え方があるのではないかな?とSNSやオンラインショップの取り組みを2019年から本格始動
国内外で南部鉄器の悪質な海外製の模倣品や、詐欺が大量に出回っていることをうけ、2021年より海外向けのオンラインショップを開始
鉄瓶を通して、世界を沸かすをモットーに日夜試行錯誤しております。