2021/04/22 18:37

鉄の色って何色かご存じですか?


写真を見ていただくと左側が銀色、右側がネズミ色になっています。
商品説明に記載している釜焼き工程により、このように色が変化します。

釜焼きとは

明治時代にその技法の歴史は遡ります。
火事になった家に埋もれていた鉄瓶がどうも赤錆が付きにくく変化している。
それに気づいた当時の職人が技法として応用したことがもとになっていると伝えられています。
炭焼きをするのがもっとも古い工法ですが、一度に1つの鉄瓶を焼く必要があり、大変高価になることから
弊社で紹介しているエントリーラインナップは陶芸用の電気窯を用いて釜焼き加工をしております。


酸化被膜とは
通称黒錆びと呼ばれます。黒と言いましても、真っ黒ではありません。
錆びの一種でありますが、使いはじめに上から赤錆が発生しにくい状態になります。
科学式では 赤錆はFe2O3 黒錆びはFe3O4 であらわされます。

鉄瓶内部をたわしなどでこすらないようにとご案内しているのは、この酸化被膜を
はがさないようにお使いいただくためのものです。